丹田と寸田
丹田について
剣道のどの本にもこの丹田は出てきます。へその下3寸ぐらいのところにあるというのですがはじめの
うちはよくわかりません。でもかなり練習すると打ちにはいるときや身体を捌くとき気合を入れるとき
このへその下3寸ぐらいのところに気が集まっていることがわかるようになります。気持ちが集中すれば
特に意識しないでも丹田に気が集まります。
寸田について
これは今は解説されている本が少ないかもしれません。この寸田を初めて知ったのは笹森順造先生
の本でした。両眼の間あるいは両眉の間にあるというのですがこれも最初はよくわかりません。実は
いまでもよくわからないのですが稽古で相手との間合いや動作を捉えている時に目で見ているのだ
けれど相手の所作、まさに打ってくる時の相手の気を自分の気で捉えられる時があります。
この気を捉えられるところが寸田だろうと思っています。
笹森先生はこの両方の丹田と寸田を結んだ線が地に対して垂直でなければならない、つまり上体
が常にまっすぐで歪んではいけないと書いておられますがなかなか難しいです。